人生なんてコントロールが効かないことの方が多いかもしれません。コントロールが利かないから楽しいんじゃないか、と前向きな意見もいただけることがあります。かのアルバートアインシュタインも、『困難の中に機会がある』と仰っています。ではクライアントとのやり取りの中の困難とはどんなものでしょうか。最初に聞いていた話と変わってきた、意思決定に時間がかかる、入金されると思っていたのに入金されない、資金繰りに困難…考え始めたら頭が痛くなってきた、という方もいらっしゃるかもしれません。さらに社内でも困難があるかもしれません。部署間のやり取り、ミスコミュニケーション、人材採用から育成など、さまざまな問題があります。こういったストレスに対し、現状どのように対処されていますか?問題が何で、いくつあって、それも把握できないまま突き進むのはまるでゴールの見えないランニングを目隠しで走るようなものです。方向性も距離も無茶苦茶なランニングは、どう考えても不利です。
まずは、問題を書き出してしまうことです。頭に思い浮かべるのではなく、書き留めるのです。書き出す、見える化するという行為は、考えを整理するのに非常に役立ちます。次に、書き出した問題に緊急性に応じた優先順位をつけましょう。取り組むべき優先順位が出来たら、問題の原因を調べる必要があります。問題の起因となる課題を突き止めた後は、課題の解決策を考えられるだけ出してみましょう。日本人が良く陥りがちなのは、答え以外は出すべきではないという考え方です。少しでもバカバカしい、であったり関係ないかもと感じてしまえば、アイデアとして挙げることすらもやめてしまいます。実はこれ、とてももったいないんです。例えばテクノロジー。ここ数年の間に、テクノロジーは数十年分の変化を遂げたと言われています。少し前には笑い話だったテクノロジーが数年後には現実のものになっているんです。つまり、突拍子もないアイディアが、素晴らしいアイデアのもとになる可能性があるのです。さまざまな可能性を洗い出し、そこからベストなアイデアに絞り込みます。そして、やることを決めたら、行動計画をまとめます。まとまったらあとは、行動に移すのみです。どんなペースだとしても、前進をする。そうすることで、ストレスがゼロにはならないが、コントレール出来るのだ、ということを実感いただけます。