トレーニング受講者の方々に理想のリーダー像をお聴きすると、最近は人を導くリーダー!人がついてくるリーダー!という事をおっしゃる方が多いです。
さて、人を導くリーダーとは?人がついてくるリーダーとは?どのようなリーダーでしょうか。
それは、リーダーの見た目、何を言うか、どう話すか、どのような行動をとるか、、、この4点から判断される。とデール・カーネギー言っています。
それ等に加えて、そのリーダーは相談しやすい?見守ってくれる包容力があるのか?相手の方が心地よくなるように振舞えているか?ということが問われている。という事になります。置き換えると、信頼や信用に値する方かどうか。という目に見えないことにも起因することなのかもしれません。では、信頼や、信用はどうしたら得られるのでしょうか。多くの方が経験があると思いますが、信頼を得ようとすればするほど信頼を亡くしていくという悪循環。。。あるあるですよね。リーダー論を学び、リーダーとして必要なスキルやテクニカルな項目や条件をクリアしていると、人を導くことができている。というわけでもありません。どうやったら相手が喜ぶか、どう振舞えば人に感動を与えられるのか。を無意識レベルで天性の才能を持ってして出来ている方もいらっしゃいます。その方々の特長について考えてみたいと思います。
さて、目に見えない影響力を持つ、人を導くリーダー、ついて行きたくなるリーダー、どのようなリーダーでしょうか。
時と場合によることは大前提ですが、時間が許すのであれば、指示命令をするのではなく、チームメンバーの方に答えを導かせ、考えに共感をし、激励をし、安心させ、間違っても進んでみよう!というチャレンジをさせられるようにしてあげる事がとても大切です。
答えを与えずに相手に気付いてもらう為には、リーダーは自分の失敗談から話せるようにしておくことがとても大切です。自分が、輝かしい成功事例を持っているリーダーであればあるほど、チームを委縮させてしまうので、そのような方こそ自分の失敗談を沢山話せるようにしておくことはとても効果的です。
その点で、リーダーは良いコミュニケーターであること、ストーリーテラーであることも、人を惹きつける大きな要因になります。ストーリーテリングを行うことでお互いに共感をし、心が繋がるのです。科学的にもストーリーテリングはオキシトシンなどの愛情ホルモンが分泌されることが分かっており、お互いの信頼や繋がりの強化に大きな影響がある事が分かってきました。
人は生まれながらにして物語を聴くことが大好きだということも説明がつきます。
物語を語れる人の周りには人が集まり、物語の主人公を生きている人に人が惹きつけられるのです。「信頼」「魅力」などという言葉だけでは言い表せない輝きや特異性に人は惹きつけられるのです。
ですから皆さん、他の人になろうとせず、自分の人生を生き抜いているリーダーとして輝き続けてください。そうすれば、人が集まり、影響をあたえていくことができます!